担当者名: 直販営業課 福井様・笹本様
業 種: 精米機など精米工場で使用する機器全般とコメ関連食品を製造・
販売する「コメの総合メーカー」
課 題: 持続的な通販事業の発展・拡張が可能なシステムの導入
導入の背景
導入の決め手
導入後の効果
当社は、玄米の栄養とおいしさを両立した「金芽米」「金芽ロウカット玄米」という、新しい価値を持ったお米を生み出すお米の総合メーカーです。スーパー等での販売に加えて、昨今では自社サイト「金芽米・オンラインショップ」をはじめ、楽天市場・yahoo!ショッピング等のECサイトを通じての販売にも注力しております。
そのような中、当社通販事業の売上が順調に推移し、更なる販売拡大とサービス向上を図るため、次の10年を見据えたシステム選定を行う必要が出てきました。
また、従来は出荷拠点が本社工場の1箇所に頼っていましたが、「出荷量増加への対応」「災害発生時のリスク」等を考慮し、他拠点からの出荷対応を行える体制をつくる上でも、その目的に適うシステムを構築する必要がありました。
新システム選定にあたり、SaaS製品も含め様々なシステムを検討する中で、受注業務の見直しを行い当社独自の業務プロセス・フローの平準化を進めていました。しかし、どうしても現在のお客様対応のクオリティを維持するために、特定の独自プロセスを残す必要があり、新システムでもその独自プロセスに対応できることは重要なポイントでした。
そのような点も含め種々選定の結果、以下の理由で「通販Best」を採用することに決めました。
通販Best導入後、受注・出荷処理に係る時間が1/3になるなど、大幅に短縮できたほか、業務分析に必要なデータが簡単に抽出できるなど、現場作業・分析調査の両面での業務の効率化が進みました。
またクラウド環境に通販Bestを構築したことで、BCP対策や安定稼働が行えて運用面での安心感が増しました。
今回、日本事務器(株)様にてAWS(Amazon Web Services)上に通販Bestを構築していただき、安定したシステム運用を実現できました。
また、旧システムではひとつの拠点からしか出荷対応ができませんでしたが、通販Bestでは複数の拠点にて出荷対応できる仕組みを構築し受注増加や不測の事態にも柔軟に対応できるようになりました。
約2,000件の受注を処理する場合、以前は始業から昼までかかっていたところ、今では約1/3の時間で処理を終えることができるようになりました。
一連の受注処理業務は毎日午前と午後の2回行っていますが、この処理時間が相当短くなったため、他の業務に時間を割くことができるようになりました。
また、処理の負荷が上がってもエラーで停止することもなく、旧システムからの入れ替えの効果をとても実感しています。
その時々に応じた様々な基準の分析データを簡単に出力できるようになり、効率化とデータの活用範囲が拡がりました。具体的には「この期間にどんな施策を行った」等のイベント情報を通販Bestで設定することで、そのイベントの関連データを通販Bestが一括りに出力してくれるため、出力後にデータを加工する手間が減りました。
以前は、欲しい情報を視覚化するために、生データを出力し都度細かく手作業で加工を行っていましたが、その点でも業務効率に繋がっていると思います。
直販営業課 福井様・笹本様
以前のシステムだと約250件分の送状の印刷処理を行う際に約40分かかっていたのが、1~2分で印刷処理ができるなど様々な場面での処理速度があがっており、大変助かっています。
また、システム上での動作状況や履歴が確認しやすくなった点も助かっています。通販Bestの運用が複数の拠点を跨ぐ環境だと、どの拠点でいつどんな処理が行われたのかログに残してくれるので、後々確認が必要な時には助かっています。
以前のシステム会社様の場合、「こうして欲しい」と依頼をした時は、その通りに作ってくれていたのですが、アール・シー・エス様の場合、「こうして欲しい」の依頼に対して、「どうしてこの機能が必要ですか?」「こうしたらどうですか?」という本質的な議論や提案もいただいています。仕様決めでは膨大な検討事項がある中でも、粘り強く親身に一緒に考えていただけたことに大変感謝しています。そして東洋ライスとして当たり前のやり方と思っていたところを、客観的なご意見やご提案をいただけているので、今後も新しい視点での効率化を図っていけるのではないかと期待しています。
今回様々なシステムを検討していく中で、社内業務の平準化に努めてきましたが、お客様対応のクオリティを維持するために、どうしても独自の業務プロセスを残す必要がありました。特に顕著なのは出荷処理業務で、作業効率を上げる為、様々な条件で出荷データを抽出し出荷作業を行っています。販売戦略上、新システムのカットオーバーの日程が決まっている中、タイトなスケジュールに間に合わせる為、日本事務器(株)様に通販Bestと連携する外部プログラム「出荷サブシステム」を構築していただいたことで、当社の要望を満たしつつ、予定日に無事サービスインすることができました。
通販Bestを導入して1年以上が経ちましたが、まだまだ通販Bestの様々な機能を活かす余地があると感じています。開発・サポートの方々に質問・相談をしつつ理解を深め、更なる通販事業の成長に繋げていきたいと思っています。
通販Bestは「目的は分かっているが実現手段が分からない」「SaaS製品だと製品にユーザー側が運用を合わせる形になるので、自分達のやり方に合わない」といった会社様にもお勧めできる製品だと思います。
複数の拠点に跨った出荷の運用は最近スタートしたばかりですので、更なる通販事業の拡大に向け現場との調整も含めて運用の効率化を高めていきたいと考えています。
また、今は、ECサイトやモールからのデータの取込やアップロードをCSVなどのデータをRPAを用いて連携することが多いため、今後はAPIを活用し各連携対象システムへ自動連携が可能になってくるとさらに便利になると思うので、このあたりもアール・シー・エス様と連携して進めていければと考えています。
▼コーポレートサイト
https://www.toyo-rice.jp/
▼オンラインショップ(自社ECサイト)
https://www.toyorice.jp/
▼オンラインショップ(楽天市場店)
https://www.rakuten.co.jp/toyorice/
▼オンラインショップ(yahoo店)
https://store.shopping.yahoo.co.jp/toyorice/
梅やみかんの名産地で知られる、紀州和歌山。
山と海、暖かい気候に恵まれたこの地で、当社のお米への探求は始まりました。
日本の主食として私たちの生活にかかせない、お米。
小さな精米機ディーラーから始まったこの探究は
半世紀を経て日本の米文化を革新し続けてきました。
「日本人の米離れ」が進んでいる中、
私たちはお米が持つ本当の価値を引き出し、人々の健康に役立つお米の開発に成功しました。
「単なる炭水化物」としてのお米を「医食同源」の食べ物にしたことで、
米離れに歯止めをかけると共に、
健康的なライフスタイルを実現させる提案をしていきます。